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リクルーティングからのお知らせ
事業拡大期に起こる組織課題を理解し、解決策を考える
7月1日、半年に1回行われる全社総会があり、第1部の表彰式に続く第2部ではこれから事業拡大期を迎えるに当たり、HATALUCKが直面する(すでに直面している)組織の病について全社員が理解し、考える時間を設けました。
今回は、事業拡大期に直面する組織問題と、それに対するHATALUCKの解決策についてコラムで紹介をしていきたいと思います。
事業拡大期に起こる問題というと、なんとなく社員数が増えることによるコミュニケーション不足やそれに起因する分化した組織間での対立などを想像される方は多いかと思います。今回はもう少し解像度を上げて考えていきます。
事業が成長し拡大フェーズに突入する際に企業に起こる問題を「事業戦略」側面と「組織戦略」側面で分解してみると以下の症状が現れます。(代表染谷の前職リンクアンドモチベーションの拡大フェーズの事業・組織問題フレームワークを活用)
そこで、今回の総会ではこの症例を提示し、HATALUCKの社員が日常業務の中でこのままだと起こってしまいそうな問題や実際に起こっている問題をグループごとに挙げてもらいました。
主に上がったのは以下の3点です。
- マネジメント不全症
- 業務過多疲弊症
- 長期視点欠落症
拡大フェーズで取引顧客の増大
→「仕事ができる」一部の人材に業務が集中(主にマネジャーに集中)
→マネジャーのプレイング化
→目先の売り上げやお客様対応になり、長期的な視点が持てなくなる
という意見が多く見られました。
これらの問題を解決するためには、
「今までのやり方」から「新しいやり方」に変革をする
「やらないこと」を決めて「業務を整理する」
「人材採用」を行い「適切な組織を作る」
ことが求められますが、
最も重要なことは、「社員一人ひとりが今よりも1つ上の役割を担えるようにする」ことです。
すでに取り組んでいるのは、 マネジメント不全症を解消するためのマネージャー研修です。
9月からはメンバーを対象とした「影響力サーベイ」の実施と「サーベイフィードバック研修」を実施予定です。日常業務の中で次期リーダー候補として周囲にどれだけの好影響を与えているのかを定量的に確認し、伸ばすべき能力を把握する機会を設けていきます。
それ以外にも、今年は新卒採用での「リクルーター制度」の導入や若手社員を中心とした「内定式の企画運営」など、採用施策を活用して社員が長期視点を持てるような施策や自身の入社の原点を見直せる機会を作る仕掛けをし、社員の本質的な育成に力を入れていきます。
これ以降の施策もこちらのコラムで大切にしている価値観や考え方の発信や実施報告をさせていただきますので是非ご覧ください。