COLUMN
SWX総研
これまで様々な店舗サービス業のお客様と接してきて、どの企業にも「ハイパフォーマー店長」が存在することが分かっていますが、彼、彼女らの共通点は「ハイレベルなマネジメント力」だと私は思います。
具体的には下図のように、店舗運営における「負のループ」に陥ってしまっている環境を「理想のループ」へと循環させることができるいうことです。店舗の生産性を上げるには、このように職場環境や勤務体系が生み出す悪循環を絶ち、気持ち良く仕事ができて成果が認められる職場づくりが必要です。これをうまくやっているのが「ハイパフォーマー店長」だと思います。
「仕事が楽しい!」と思える状態を作り出すための「理想のループ」
この「仕事が楽しい!」と思える状態を作り出すための「理想のループ」とは、まさに「はたLuck®︎」の掲げる「Shift Worker Experience」であり、シフトで勤務するアルバイト・パートさん(シフトワーカー)の仕事体験価値を高めることで、店舗の生産性を高められるという考え方です。
通常、シフトワーカーには、会社からITツールなど支給されないため、店舗で受け取る業務情報は「紙」を使っての伝達になります。それもシフト勤務のため、タイムリーに情報を受け取ることはできません。よって勤務日には一度に大量の情報を読み込まないといけない状態になり、必ず「抜け・漏れ」が発生します。これが「私は知らなかった」という状況を生み出し、クレームや販売機会損失、オペレーションにおける「ムダ」を生み出してしまいます。さらに、このような失敗によって「叱られる」ことで「やる気」を失っていくのです。まさに「負のループ」の状態です。
それでは「はたLuck®︎」を活用してみるとどう変わるでしょうか?
連絡ノート機能によって、スタッフ一人ひとりに「情報を最適」に届けることで、仕事に「最適な行動」を取ることができます。そして、その仕事ぶりを「褒める」「支援する」(コメントやリアクション、星を贈る)ことで、シフトワーカーの「やる気」を引き出していく、このような「理想のループ」に入っていくことで店舗としての成果に繋がっていきます。
「はたLuck®︎」を導入されている企業のハイパフォーマー店長は実際に、シフトワーカーに情報を届け、行動を起こさせ、それを支援し評価するフィードバックを通じて、仕事をする上での「判断軸」を浸透させていきます。毎日、毎日繰り返し発信し浸透させることで、シフトワーカーが自分(店長)と同じ「判断軸」で行動ができる状態を作っているのです。つまり自分で考え、行動できる人材を日々のマネジメントで育成しているいうことです。これができている店舗は、スタッフがイキイキと仕事を楽しむことができ、チームとして成果を出せる状態になります。
我々の「はたLuck®︎」が提供できる価値とは、「チャット」や「掲示板」的な単純な情報共有に留まるのではなく、「ハイパフォーマー店長」が実践するマネジメント技術を、他店舗の店長もより簡単に再現できることにあると思います。また、「はたLuck®︎」はこのようなハイパフォーマー店長のマネジメントを「型化」して横展開することで、100、200店舗の店長が実践できるようにするためのツールです。それが、創業から提供したかった私たちのサービスの価値です。