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リクルーティングからのお知らせ
VALUEを軸に、全社員で5年後・10年後の経営者を全力で育てる
今月のHCコラムは新入社員研修についてご紹介していきます。
HATALUCKにとって初の新卒受け入れ。スタートアップに新卒が入ること、その意味を含めてゼロから考えました。
そもそも皆さんは「新入社員研修」というと何を思い浮かべるでしょうか。身だしなみや名刺の交換やメールの書き方、電話の受け答えなどの「学卒者を社会人にするための基礎的教育をする場」と考える人は多いのではないでしょうか。
もちろんそれは必要だと思いますが、HATALUCKの新入社員研修は「5年後10年後の経営者を育てる場」と捉えて研修を設計しています。
研修の目的は次の3点です。
- 学生と社会人の境界線を越えるマインドセットをすること
- ポスト経営者としての成長角度を大きくすること
- 社員全員で育てる意識をもち、会社全体で「暗黙知」を「形式知化」し、既存社員もアップデートされること
特にこだわったのは「社員全員で」「経営者を育てる」という考えです。単純にビジネスマナーや営業テクニックを教えるのではなく、HATALUCKのVALUEを発揮しリーダーシップを持った人材に育てるためには、ヒューマンキャピタルグループの力だけではかないません。
なぜなら、新入社員という原石を磨き上げるためには、以前のコラムでもご紹介したように日常の業務とそれに関わる上司や先輩の影響力がとても重要になるからです。
▶︎以前ご紹介した「成長に必要な7・2・1の法則」はこちら
そこで、各グループから新入社員研修に携わるプロジェクトメンバーを選定し、各グループでの育成計画や実施事項を検討してもらうだけではなく、そのメンバーを中心にして、各グループメンバーを巻き込むようなプログラム作りを意識してもらいました。
メンバー全員が新卒社員をイネーブルできるスキルを身につけてもらうために、各グループへのジョブローテーションを取り入れ、どんなスタンスやスキルを身につけるべきか、下記の図のように分解して研修プログラムを設計しています。
スタンス
全ての土台となるマインドやスタンスもスキルの一つだと考えています。 HATALUCKのMISSION・VISION・VALUEや協働する上でのお約束、マインドフルネスやSTARの観点(Say、Target 、Action 、Roleplaying)など「働くこと」についての土台を作ります。 マナーを意識して行動することもこの領域になりますが、ビジネスで成果を出すためには、ビジネスのルールを知ることがスタートいう意識づけを行なっています。
ポータブルスキル
一般的に他の企業・どの職種でも通用するビジネススキルです。対課題力、対自分力、対人力の3つのスキルを指し、あらゆる場面で成果を出すために必要な基礎的なスキルと定めています。彼らが自走し成長するために必要となる目的目標の立て方(特にOKRの重要性)や経験学習サイクルといったビジネスに必要な思考も身に付けてもらいます。
HATALUCK OS
スタンスとポータブルスキルの土台が完成したら次はいよいよHATALUCKで働く上で必要な基礎知識へと移っていきます。仲間との視界を一致させるためには同じ共通言語や考え方を知る必要があるため、HATALUCK OSとしました。この領域は、VALUEを軸に成果を出すために必要なとなる「普遍的な行動原理」を主軸にOSを鍛えてもらいます。特に重視したのが、イノベーションを起こせる人材となるための「発明発想の思考(アナロジー思想やラテラルシンキング等)」も合わせて行うことで、時間軸や空間軸を意識して課題解決する思考を体得してもらいます。特に、Why?だけが5W1Hの中で特別であり、Why?を使いこなせることで、因果関係や目的と手段を切り分けて、問題解決できる人材に育てていきます。
専門スキル
最後は営業スキルや開発設計などの専門的なスキルを身につける場として各部署によるジョブローテーションを実施します。 全体的な仕事の流れを知ることで本配属後も他部署との連携がスムーズにできたり一緒に働く仲間がどんなミッションや役割をもって仕事をしているのかを知ることができます。
新入社員研修のスケジュールは3ヶ月にも及びますが、スタンス・ポータブルスキルとHATALUCK OSは4月の2週目で完了し、マーケティンググループ、カスタマーサクセスグループ、プロダクトユニットの部署をまわるジョブローテに移っていきます。
このコラムを書いている現在、新卒の2人はマーケティンググループのジョブローテ期間中です。 すでに新規のお客様へのインサイドセールスの実践と資料送付などを行っており、社員も彼らの活動日報を日々楽しみにしながらコメントで応援してくれています。
すでに新卒の2人の頑張りを見て影響を受けている社員も出てきており、会社全体への良い相乗効果になっていると感じます。また、新卒が本配属となった際にメンバーと共にさらに力を最大限発揮するためにはマネジメントも重要になります。そのためのマネージャー研修を新入社員研修と同時期に行いました。来月のコラムはその様子をレポートいたします。是非、来月もご覧ください!