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リクルーティングからのお知らせ
「互いの視界一致で、出力最大」をVALUEに掲げるHATALUCKの組織づくりで意識しているコミュニケーション
前回、女性社員を集めた座談会にて人事制度の話や協働するために必要なのは何かという話をさせていただきました。今回はその続編として「働きがい」があり、Well-Beingを実現するために必要な組織のあり方についてご紹介したいと思います。
部活やアルバイト、会社など…私たちの周りにはさまざまな組織がありますが、なぜ人は組織を作るのでしょうか。人は一人では成し遂げられない大きなことを成し遂げるために組織を形成します。そのためどの組織にも「共通の目的」が存在します。
一人ではできない大きなことを成し遂げることができる一方で、組織にはさまざまなバックグラウンドや価値観を持つ個人が集まるため、協働をしようとすると、必ずそこには、”ノイズ”が発生してしまうのです。
例えば、大目的を考える経営者、中目的を担うマネジャー、小目的を担うスタッフと、共通の目的は一緒でも、組織の階層や役割で、見ている時間(数年後、半年、3ヶ月などの見ている時間観)と空間(部門やチームなどの見ている幅や役割の違い)で必ず視界はズレます。そこに、組織の宿命的なノイズが発生し、組織の活動効率を下げてしまいます。また、このノイズを放置しておくと、「協働の意思(モチベーション)」は停滞し、組織は崩壊まで向かっていきます。
ここで重要になってくるのが「コミュニケーション」です。
コミュニケーションがなければ共通の目的の理解もできなければ協働をしている中で発生するノイズを除去することもできません。よって、コミュニケーションは組織としての活動を続ける上でとても重要なのです。
そのためHATALUCKでは「コミュニケーションコストは、ぜったいに削ってはならない」を創業当初から基本的な約束事にしています。
毎月1回の「納会」、3ヶ月に1回の「キックオフ」、半年に1回の「総会」と言った全社員が参加しコミュニケーションを取る機会を設けることや、各ユニット、グループでの週次の「1on1面談」を通じて、協働において発生するノイズの除去に努めています。
コミュニケーションへのこだわりによって、組織問題を解決しているのです。
さて近年では、コロナ禍で在宅勤務が進み、多様な働き方が浸透してきているにも関わらず日本の「働きがい」は相変わらず低下の一途を辿っていますよね。
■「働きがい」沈没 日本企業に迫る危機 /日本経済新聞より(会員限定記事)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC063AG0W2A600C2000000/
経営者や人事がどれだけ良さそうな人事制度を作っても、一緒に働く仲間が何を求めているのか、どうすればモチベーションが上がるのかを知らなければ制度の十分な活用はできません。
これらを知り、話し合い、相互理解を果たすには「コミュニケーション」は必須です。だからこそHATALUCKでは前回ご紹介した通り、女性社員を集めて、トップとのライフスタイルに関する座談会を開催しました。
実はこれらの「共通の目的」「協働の意思」「コミュニケーション」はアメリカの経営学者チェスター・バーナードが提唱する組織の成立要件の3要素でもあります。
バーナードはこの他に、組織の存続要件として「効率」と「能率」という2つの要素も提唱しています。
組織が存続するために、例えばビジネスであれば利益を追うために市場や世間の環境に組織の状態を合わせなければいけません。これを「効率」と呼び、事業活動の最大化(売上、利益の最大化)とします。
しかし「効率」だけを追い求めると、「能率」つまり社員の働きがいや企業道徳、倫理等が置き去りになっていきます。利益偏重、売上至上主義的な活動は、顧客を無視した判断をしかねません。公害になるのが分かっていても、売上のために事業を進めてしまうことなどが起こります。それを売る、作る社員にとっては、非常に辛いものがありますね。それを能率が下がるといいます。
組織を運営していく上で、この2つの相反する要素のバランスを保たなければ組織は存続することができません。このバランスをどう取るのか。リーダーはどちらをとっても白黒ハッキリしない事項への決断を、51%メリットと49%のデメリットを理解して決断します。その決断を確信や信念を持って社員に働きかけるコミュニケーションが重要なのです。
このコミュニケーションこそ、組織のノイズを除去し、社員がワクワクして仕事をし、組織活動の成果を最大化させ続けるための鍵になるのです。
HATALUCKのプロダクトである「はたLuck®」が「コミュニケーション」機能を中心軸として設計されているのも、私たちの上記の様な組織の見方があるからです。
コミュニケーションは人と人の間に必ず発生するものです。もし組織がうまくいかない、成果が出ないという時は一度立ち止まり、組織の仲間と一緒に「共通の目的」と「協働意志」を「コミュニケーション」を行うことで確認してみてください。
みるみる仲間との協働、チームワークがうまく進み出していきます。それは、仕事が楽しく、やりがいとあるものに変わっていくと思います。
これこそが、Well-Beingの状態だといえるでしょう。