COLUMN
SWX総研
SWX:Shift Worker Experience(シフトワーカーエクスペリエンス)とは当初、店舗で働くシフトワーカーの業務ストレスやハラスメントを無くし、仕事を通じて「感謝」や「賞賛」を得ることで、仕事体験価値を高めること。その結果、サービス品質が向上し、生産性を高め、顧客満足度を高めることを意図したものでした。それを実現するために誕生させたのが「はたLuck®︎」という全く新しいシフトワーカー向けの業務専用アプリです。
現在、約20万人・16,000店舗に導入いただき、店舗業務ツールとしてはある一定のポジションを獲得するまでに至りました。まだまだ道半ばではありますが、このコンセプトに共感いただき、日々の業務に「はたLuck®︎」をご利用いただいている企業様に改めて感謝いたします。
一方、コロナ禍を経てサービス業の一番の課題は「人材問題」になっています。
かつて働いていたスタッフが戻ってこない、働く環境として“職場の魅力”が問われた1年でした。また従業員のサーベイデータの分析によると、働きたくても同じ会社で長く働けない、40代のキャリア・成長が見込めないなど、ライフイベント後の女性活躍や中堅社員の将来見据えたサポートがないといった構造的問題がエンゲージメントを下げていることがわかってきました。
やはり正社員の方々を含めた根本的な問題に向き合い、解決していくことが不可欠なんだと考えさせられました。まさに創業時から考えていた業界の問題が、コロナによって一気に顕在化したのだと思います。
私たちはこの構造的問題に向き合い、解決に向けて歩み出します。
それが「シフトワーカーエクスペリエンス」の本質だからです。
本コラムは今回にて一旦終了とさせていただきますが、サービス産業の構造的問題に立ち向かい、そのノウハウを蓄積し、改めて発信していこうと考えています。
これまでコラムを応援してもらった皆様に感謝し、更にブラッシュアップしたSWXコラムを始動したいと思います。
これまで読んでいただき、ありがとうございました。